「産後、ママの様子がいつもと違う」「ふさぎこんでいるように見えるけど、気のせいだよね」そんな風に感じている新米パパも多いのではないでしょうか。
実は、産後は心と体に疲れがたまり、多くの人にとってメンタルが揺らぎがちな時期なんです。だからこそ、旦那さんのちょっとした気づかいやサポートが、ママの心をぐっと軽くしてくれます。
この記事では、産後のママがどんな気持ちでいるのか、旦那さんに避けてほしいNG対応、そして今日からできるサポートのコツをわかりやすく解説します。
産後のママはメンタルが揺らぎがち
産後はとても大変な時期です。出産で体力が落ちたまま、すぐに赤ちゃんのお世話が始まります。また、出産で女性ホルモンが減少してしまうこともメンタルの不調に影響を及ぼしています。
そこに、慣れない育児と疲れが重なり、多くのママが心身ともに不安定になりやすいです。
特に赤ちゃんが小さい時期は深夜の授乳やミルクも欠かせないため、長い時間まとめて眠れないのもメンタルが揺らぎやすい一因といえるでしょう。
メンタルの回復には、十分な休息や安らぐ時間が必要ですが、なかなか忙しいママは時間の確保が難しいのも現実です。
ママのメンタルがつらくなる!旦那のNG対応
普段なら気にならないようなささいなことも、メンタルが揺らいでいる時期はつらく感じてしまうものです。
たとえば、ママが「大変だ」と口にしているのに、パパが「俺だって疲れているんだけど」とかぶせてしまうことはありませんか?
あるいは、自分のお腹が空いて「ご飯まだ?」と催促してしまう人も。
赤ちゃんが泣いているのに、どうしていいか分からずに「泣いているよ」「オムツが濡れている」とママに伝えるだけで終わっていないでしょうか。
この記事を読んでいる人のなかには、「言ってくれればやるのに、ママが言ってくれないから」と思っている方もいるかもしれません。でも、疲れているときに適切な指示を出すのは想像以上に大変です。
こうした何気ないやり取りの積み重ねが、知らず知らずのうちにママの心を追い詰めてしまうこともあるかもしれません。
ママの心が軽くなる!旦那さんができるサポート3選
「具体的にどんなことをすればいいのか?」と気になっている旦那さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、産後のママに旦那さんができるサポートを3つ紹介します。今日からすぐに取り入れられるものばかりですので、実践してみてください。
話を聞くときは「アドバイス」より「共感」
産後はメンタルが揺らぐ時期。[1]ちょっとしたアドバイスですら、受け入れる余裕がないことも多いです。
さらに、心身共に疲れていると、正論であっても心に負担を感じてしまいます。良かれと思ってアドバイスを伝えても「私の気持ちを分かってくれない」と受け取られることも。
アドバイスを出されるとそれがいくら正しくても、「私の話を拒絶された」と感じることも少なくありません。
ママの話を聞くときは、まずは「そうだね」「分かるよ」「大変だよね」と共感の言葉をかけてみましょう。それだけで気持ちがふっと軽くなるものです。
小さなことでも口に出して感謝を伝える
産後は心も体もへとへと。そんな中でママは、慣れない育児と家事に追われています。
家事や育児には、目に見えないタスクが山ほどあります。
当たり前だと思われがちな小さなことでも「ありがとう」「助かるよ」と言葉にだして感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
たとえ小さな一言でも、ママの疲れが少し軽くなるはずです。
ママが休める時間を作る
産後の赤ちゃんは夜通し眠ることが難しく、ママは深夜もミルクや授乳で眠れない日々が続きます。
そんなときこそ、旦那さんの出番です。 たとえば昼間の赤ちゃんのお世話を交代したり、ミルク育児であれば夜中の授乳を担当したりして、ママが安心して休める時間を意識して作ってみましょう。
「少しだけでも休める時間がある」と思えるだけで、ママの心と体はずいぶん楽になるでしょう。
産後のメンタルケアで大切なのは、思いやりのある旦那さんの対応
産後はホルモンバランスの関係や疲労が重なり、ママのメンタルが大きく揺らぎやすい時期です。育児や家事をママに任せきりにせず、夫婦で一緒に乗り越えるよう意識してみましょう。
産後の旦那さんの行動は、ママの心に長く残るもの。ママの心と体の疲れに寄り添い、精神的なサポートを心がけるようにしてみてください。また、家事や育児を担当し、ママが休める時間を作ることも大切です。
産後のサポートは、これからの夫婦関係を築くうえでの大切な土台にもなります。お互いを思いやる時間を積み重ね、一緒に乗り越えていきましょう。
[1]養育者のメンタルヘルス