男性が育休を取るかどうかを考える際に「職場でどう思われるんだろう」「会社から迷惑と思われないかな」と不安を感じる方は少なくありません。
この記事では、Famitasuが独自にパパ・ママを対象に実施したアンケートから得たリアルな声を交えて、男性育休の実態について解説します。
男性育休は職場でどう思われる?
男性の育休は職場ではどのように受け止められているのでしょうか。
弊社が2025年8月・9月に行った独自アンケートでは、次のような声があがっています。
- 従業員が10人程度なので長く休むと仕事が回らない
- 実際に取得した場合に、収入減や出世コースから外れるなどの不利益がある
- 制度はあっても、社内の風土に浸透していないので使いづらい
人手不足で従業員が長期間休むと対応できないという企業も少なくありません。また、「職場で迷惑と思われるかも」「前例がないから無理」という不安を感じて取得したいと言い出せないパパも少なくありません。
男性育休の取得率は40.5%
厚生労働省が2024年に実施した調査によると、男性の育休取得率は40.5%です。女性の86.6%と比べると少ないものの広がりつつある状況です。[1]
弊社のアンケートにおいても、多くの人から「良い制度」「取得すべき」という肯定的な意見が届いています。
男性育休取得でどう変わった?独自アンケートに基づくパパたちのリアルな声
Famitasuが実施したパパ向けアンケートでは、取得した方から温かい声が数多く寄せられました。
取得してよかった理由
自由回答で多かった意見を紹介します。
- 育児の大変さを実感できた
- 妻の負担を理解できた
- 家族の絆が深まった
- 新生児期の成長を見届けられた
「妻がどれだけ大変だったかを知れた」という声が多く、育休期間を通じて家族を支える意識が高まったパパが多く見られました。
育休中に大変だったこと
育休中に大変だったこととして、次の内容が挙げられています。
- 睡眠不足による疲労
- 家事と育児の両立の難しさ
- 仕事から離れることへの不安
- 子育てに孤独感やイライラを感じた
育児休暇は「休み」ではなく子どもの世話をする期間です。時間や手間をかけて赤ちゃんと向き合うため、パパたちもさまざまな悩みを抱えることがあります。
男性育休のメリット
パパが育休を取るとさまざまなメリットがあります。特に大きなものを3つ紹介します。
産後のママの心身を守る
産後すぐはママの体は回復していません。さらに、新生児期は深夜の授乳も必要になるため、睡眠不足になりがちです。
パパの協力があればママが安心して休める時間が増えるので、産後うつの予防にもつながります。
子どもの成長を近くで見られる
赤ちゃんの成長はあっという間です。
抱っこしたときの体温や匂い、初めて見せた表情や動きなど、育休中だからこそ見られる瞬間がたくさんあります。
二人目育休の場合は、上の子と過ごす時間が増えるのもうれしいポイントです。
夫婦のコミュニケーションが増える
産後の大変な時期に夫婦そろって一緒に育児をすると、互いの気持ちを理解できるのも大きな強みです。
育児の大変さが分かるので、育休終了後も積極的に協力するパパが増えて家族の仲が深まります。
男性育休を取る際の3つの注意点
男性がスムーズに育休を取るためには事前準備が欠かせません。ここでは、注意すべき点を3つ紹介します。
業務の引き継ぎと調整
多くのパパが「職場に対して迷惑をかけたくない」と考えています。不安を軽減させるためには、次のような段取りが必要です。
- 業務範囲の整理
- 担当者の割り振り
- 緊急時の連絡ルール
家計シミュレーションと給付金の確認
育児休業給付金や手当はありますが、収入が変動する場合もあります。とくに、一カ月以上の長い休みを取る場合は、シミュレーションしておくと安心です。
金銭面で不安を感じるときは、事前に自治体や家計相談窓口、専門家に相談してみましょう。
家計への影響について詳しくは、こちらの記事を合わせてご覧ください。
夫婦で役割を決めておく
家事・育児の分担は、事前に話しておくだけでストレスが大きく軽減されます。
- 夜間授乳の対応
- 上の子のフォロー
- 買い物・洗濯・料理の分担
出産前に事前に細かい部分まで話し合っておくとスムーズです。
男性育休は家族にとって大切な時間。「取って良かった」と感じられるように過ごしましょう
パパが育児休暇を取ると、ママの負担がぐっと減り家族の絆が深まります。赤ちゃんを間近でお世話できて成長が見守れるのも利点です。
弊社のアンケートでは、「職場でどう思われるか不安だったが、実際に育休を取得した後は取って良かったと思う」という声が多く寄せられました。
育休を充実させるには事前準備が大切です。休みに入る前に職場内の体制をできるだけ整えて、家族みんなでかけがえのない時間を過ごしましょう。
参考資料
[1]厚生労働省│「令和6年度雇用均等基本調査」結果を公表します











