「妊娠中にうつ病になると赤ちゃんに悪い影響があるの?」
このような不安を抱えていませんか?
妊娠中はこころが不安定になりやすく、うつ病を発症する人は少なくありません。
この記事では、妊娠中のうつ病が赤ちゃんに与える影響や、うつ病との向き合い方などについて解説します。
妊娠中のうつ病に悩むあなたへ
妊娠中にうつ病がみられる人は、12〜13.5%とされています。[1]
これは生涯にうつ病を発症する確率(6.5%)よりも高く、妊娠はこころに大きな変化をもたらしやすいといえるでしょう。[2]
妊娠前からうつ病の診断を受けていた人は、症状が強まるケースがあります。
このような反応は誰にでも起こりうるため、自分を責めないようにしてください。
妊娠中のうつ病セルフチェック
次のような状態が2週間以上続くときは、うつ病のサインである可能性があるため医師に相談しましょう。
- 涙もろい
- 自分を責める
- 気分の落ち込みが続く
- 眠れない、または過眠になる
- 食欲がない、または過食気味になる
妊娠中はホルモンや体調の揺らぎが大きいため「赤ちゃんのことを考えると怖い」「笑えない」というのも自然な反応です。
こうしたサインに気づいたときは無理にがんばらず、こころと身体を休めるようにしましょう。
妊娠中のうつ病による赤ちゃんへの影響
「妊娠中にうつ病になったら、赤ちゃんに悪い影響があるのでは」と感じるのは自然なことです。
実際に妊娠中の抑うつ状態は、早産や低出生体重児と関係する可能性があると報告されています。[3]
ただ、こうした影響がみられるのは、治療やサポートを受けず我慢を続けた場合とされています。
一方で、医師やカウンセラーの支援を受けた人の多くは、健康な赤ちゃんを出産しているのです。
母体のこころが安定することで、出産や育児の準備にも前向きになれるでしょう。
ひとりで抱え込まず周囲に助けを求めることが、あなたと赤ちゃんを守るいちばんの方法です。
妊娠中のうつ病との向き合い方
妊娠中のうつ病との向き合い方として、以下の3つを解説します。
自分のペースで向き合う
妊娠中はホルモンの変化によって、体調が変わりやすい時期です。
「今日は少し休もう」「散歩だけしてみよう」と、その日の調子に合わせて過ごしましょう。
手帳やアプリにメモをしておくとこころの波に気づきやすくなり、無理をする前に休みやすくなります。
自分をいたわりながら過ごすことで、自分なりのうつ病との付き合い方を見つけられるでしょう。
周囲に状況を説明する
無理のない範囲で、今の状態や気分の波を周囲に伝えましょう。
パートナーや家族には「今日は寝かせてほしい」「10分だけ話を聞いてほしい」など、具体的な言葉にすることで状況が伝わりやすくなります。
理解を得ようと頑張るよりも、まずは状況を共有するだけで十分です。
小さなやりとりの積み重ねが、安心して支え合える関係につながるでしょう。
また、妊娠中から家族で気持ちを伝え合うことは、産後のメンタルケアのためにも大切な準備です。
出産後の気持ちのすれ違いが不安なときは、こちらの記事もあわせてご覧ください。
治療やサポートを受ける
つらい気持ちを我慢せず、専門家のサポートを受けることが大切です。
妊娠中のうつ病は、放置すると産後うつにつながりやすいとされています。
一方で、早めに治療を始めるほど、症状がやわらぎやすくなることも分かっています。
あなた自身と赤ちゃんを守るために、つらい気持ちが続くときは早めに相談しましょう。
病院に相談すべきサインが知りたいときは、こちらの記事も参考にしてください。
妊娠中のうつ病について相談できる場所
妊娠中のうつ病について、誰に相談すればいいかわからないと感じる方は少なくありません。
おもな相談先としては、以下が挙げられます。
- 地域の保健師
- 精神科や心療内科
- 産婦人科の主治医や助産師
対面で話すのが不安なときや外出が難しいときは、famitasuのオンラインカウンセリングをご利用ください。
自宅からビデオ通話やチャットで相談できるため、お気軽にご利用いただけます。
また、出産後もこころが揺れやすい時期が続きます。
今のうちに相談できる場所をリストアップしておくと、産後に気持ちがつらくなったときの助けになります。
こちらの記事を参考に、あなたが産後に相談しやすい場所を見つけておきましょう。
妊娠中のうつ病は早めに相談しよう
妊娠中はこころが揺れやすいため、誰もがうつ病になる可能性がある時期です。
「赤ちゃんに悪い影響があるのでは」と不安になるかもしれませんが、早めにサポートを受けることで症状がやわらぎやすくなります。
つらいときはひとりで抱え込まず、地域の保健師や産婦人科・精神科の医師などに相談しましょう。
ご自宅から相談したいときは、famitasuのオンラインカウンセリングをお気軽にご利用ください。専門のカウンセラーがあなたのご相談をお待ちしております。
参考資料
[1]佐久大学看護研究雑誌3巻1号
日本における妊娠期・産褥期女性の
うつ症状と関連要因の検討
[2]厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5b2.html
[3]Untreated Depression During Pregnancy and Its Effect on Pregnancy Outcomes: A Systematic Review











