赤ちゃんができることは夫婦、お互いにとって何もかもが初めてのできごとだと思います。ママはホルモンバランスが崩れて不安やイライラなどに悩まされたり、パパもどう接していいかわからない……と悩むこともたくさんあると思います。
私は現在4人の子育てをしています。現在一番上の長女が小学1年生ですが、それまでにたくさんの夫婦間でのコミュニケーションについて悩みました。私の体験談を紹介します。
コミュニケーションがとれておらず大喧嘩
余裕がない出産後
妊娠中はお互い余裕があり、夫も私に気を遣ってくれ大きな喧嘩はありませんでした。
長女を出産するときには、夫が立ち会うこともでき、これから2人で頑張っていこうねと意気込んでいたのですが……。
初めての赤ちゃんのお世話。何もかもがどきどきで不安になることもありました。夫は日中会社に行っているので基本赤ちゃんのお世話は私です。
私はもともと1人で頑張ってしまうタイプだったのですが、家事と育児の両立は大変でした。1人でやろうと溜め込むことが増え、イライラすることも増えていきました。
例えば、ご飯を作っているときに赤ちゃんが泣き出してしまったという状況です。1人目なので泣かせっぱなしにするということができず、手をとめて抱っこするか、抱っこしながらご飯を作るという状況に。
このときに夫がリビングにいて、座ってスマホをいじっていたら、イラつきますよね。でも当時の私は「抱っこして」という一言を言うのではなく、「なんでこの状況をわかってくれないの?暇なときに泣き声が聞こえたら普通抱っこするでしょ」と思っていました。そして「はあ~」と夫に聞こえるように言いながら長女を抱っこしていました。この場合お互いがイライラしてしまいす。
初めての育児で何をすればいいのか気づかない夫と、何もいわず見て察して欲しいと夫に思っている私。いずれかはお互いが我慢できなくなり、その時がやってきてしまったのです。
大喧嘩…1週間冷戦続くが…
大喧嘩になった原因は寝かしつけです。私が長女を寝かしつけにいったのですが、寝落ちしてしまって長女がベットから落ちてしまいました。
ベッドといってもマットレスから落ちる高さなので怪我などはないのですが、夫は前も注意してっていったよねと激怒。
私は自分が疲れていることをわかってほしい、何で助けてくれないのと夫への不満でいっぱいで、言いたくないことまで言い返してしまいました。
結局喧嘩は1週間、冷戦が続き……話し合いに。
夫に言われたことは、「イライラ毎日されて、こっちに当たられても嫌な気持ちにしかならない。何かしてほしいなら言って」でした。
ここで私は初めて気づきました。「私、夫に何も伝えてなかった」と。
喧嘩の原因はコミュニケーションがとれていなかったことが原因。積もり積もったイライラにあることがわかりました。
2人目を出産、自分の気持ちを伝える大切さ
実践!やってほしいことを伝える
1人目の産後のときに、やってほしいことを伝えていないというコミュニケーション不足で喧嘩になったので、2人目出産後はやってほしいことを伝えるように意識しました。
ですが、2人目の次女を出産後、結婚して2度目の大きな喧嘩が起こりました。
喧嘩は夫が飲み会に行く前に起こりました。飲み会に行く分、出かけるまでは次女のお世話をしてもらおうという考えが頭にあり、私は夫に「オムツ替えて」、「抱っこしてあげて」、「おもちゃ片づけといて」など指示を出していたつもりでした。
夫は毎回嫌そうな顔だったので、私はいらっとして「何その顔」と言ってしまい、夫がプツリ。「言い方悪すぎやろ、まず命令口調は何で?」と夫に言われてしまいました。
私はやってほしいことを伝えてと言われていたので伝えていたのにと反論しました。
コミュニケーションの取り方に問題あり
喧嘩のあとによく考えてみると今回は私の言い方が悪かったと反省。私はやってほしいことをただ伝えているだけだったようです。「~して」と命令口調で言われたら誰だってやりたくなくなりますよね。
何かしてほしいときは「~してくれる?」と頼み事をする感じで、伝えないと一方的な言い方になり、コミュニケーションをとることができない状態になることがよくわかりました。
私はこの喧嘩の後から自分の言い方に気を付けながらコミュニケーションをとるように努めました。努めるようになってから大きな喧嘩はしていません。
3人目の出産後、まさかの長男が入院
コミュニケーションを考えているどころではない!
3人目の長男を無事出産したのですが、長男はすぐに別の病院に入院することに。幸い2週間ほどの入院で終わったのですが、長男が入院している間は大変でした。
車で40分程かかる病院に毎日私か夫が行かなければならないけれども、家には2人の娘。
必然的に子どもたちのことでコミュニケーションをとらなければいけなかったのですが、どのようにコミュニケーションをとった方が良いかなど考えている余裕がありませんでした。
ですがお互いが子どもたちのことをみて大変なこともわかっていたので、お互いを尊重する話し方で自然とコミュニケーションをとることができていました。
長男の産後では大喧嘩することもなく、協力しあって育児をすることができました。
コミュニケーションの取り方上達!4人目産後は仲良し夫婦
私たちは良いコミュニケーションを取れるように
4人目を出産してやっと良いコミュニケーションを取ることができるようになりました。
何かやってほしいときに、「~してくれる」という言い方ができるようになり、夫は私の行動を見て先回りして動くことができるようになりました。
2人でたまに時間を作り、子どもたちのことを話し合う時間ではないのですが、自然に子どもたちの話をするように。
子どもたちの話を夫と共有することで、共感を得ることができ、余裕に繋がり助け合いができました。
お互いの成長
4回目の出産を経て夫婦間のコミュニケーションがうまくとれるようになりました。お互いがお互いのことを考えることができるようになった証拠で、成長することができたなと思います。
イライラすることもありますが、そのイライラしたことを伝えることができるようになったことも大きな進歩だなと感じます。
今考えること…夫婦間のコミュニケーションの大切さ
育児って素晴らしいものですがとても大変なものです。何でも1人で頑張ろうとせず、夫と協力することで余裕のある育児ができて、子どもにとってもいい影響があると私は思います。そのために必要になってくるのが夫婦間のコミュニケーションです。
言いたいことを言うって大切なことだし、言葉にしないとわからないことってたくさんあると思うので、私はわかってもらうことをあきらめずこれからも言葉にしていきたいなと思っています。
私は体験談として4人を子育てしていく中で感じた夫婦間のコミュニケーションの取り方を紹介しましたが、他にも夫婦間のコミュニケーションで大切にしていることがあります。
これ大事!夫婦の時間
それは夫婦だけで過ごす時間です。一緒にテレビを見たり、一緒にランチに行ったり、何か共有できる時間を作りコミュニケーションをとっています。
子どもができると意外と忘れがちな時間ですが、夫婦の時間をとることでお互いリラックスすることができ、子どもがいるときにも良いコミュニケーションをとることに繋がると私は感じています。
私たち夫婦は実際、年に数回、実家に子どもたちを預けてお出かけをします。食べることが好きなのでだいたい食べ歩きをしています。
それに加えて週3ぐらい、お互いの好きなドラマやアニメを一緒に見ています。まわりからも仲良し夫婦だねといわれるぐらいになりました。
私の体験談が参考になればなと思います。ぜひ夫婦のコミュニケーションを日々大切にし、せっかくなら夫婦で育児を楽しめるといいなと思います。