「産後うつで保育園をいつまで使っていいの?」
「回復してきたし、もう預けるべきじゃないのかも」
このように自分を責める気持ちが出てきたときこそ、慎重な判断が必要です。
産後うつの回復には波があり、元気に感じる日があってもまた急に落ち込んでしまうことも珍しくありません。
ただ、保育園の利用は甘えではなく、あなたとお子さんの心身を守るサポートのひとつです。
この記事では、産後うつの回復期に保育園をいつまで使うかを考えるうえで大切な視点や、罪悪感への向き合い方について解説します。
あなたの今の気持ちに寄り添いながら、自分らしいペースで回復を考えるヒントになれば幸いです。
産後うつで保育園をいつまで使うか迷ったら
産後うつで保育園をいつまで使っていいんだろう?と迷ったときこそ、焦らず今の自分の状態を確認しましょう。
産後うつの回復には波があり、元気に感じる日があっても急に気持ちが沈むことも少なくありません。
とくに「もう保育園に預けるのはよくない」と自分を責める気持ちが強くなったときは、回復への焦りが出ている可能性があります。
そのようなときこそ、まだ支援が必要なサインだと考えましょう。
保育園の利用は甘えではなく、あなたとお子さんの安心を守る手段のひとつです。
医師や保育士など身近な支援者と相談しながら、焦らず自分のペースで判断しましょう。
産後うつで保育園にいつまで預けるかを判断する3つのポイント
産後うつで保育園にいつまで預けるかを判断するときは、以下3つのポイントを参考にしてください。
主治医や支援者のアドバイス
主治医や保健師など支援者のアドバイスを判断材料にしましょう。
たとえば「もう少し休息が必要です」と言われたときは、ムリをすべきではない状態です。
自分では「そろそろ頑張らなきゃ」と思っても、こころや身体はまだ十分に回復していないことがあります。
自分の状態は自分では見えづらいため、支援者の声を受け止めながら今の自分に合ったペースを大切にしましょう。
ひとりで育児したときの不安度
ひとりで子どもと向き合ったときの気持ちに注目しましょう。
不安やイライラ、疲れが強く出るなら、まだムリをする時期ではありません。
頑張れるかどうかではなく、安心して子どもと向き合えるかどうかが大切な判断軸です。
まだひとりでは不安が大きいと感じるときは、ムリせず保育園のサポートを受けて心身を守る選択をしましょう。
穏やかに過ごせる時間が増えたか
心穏やかに過ごせる時間が増えてきたかも、大切なポイントのひとつです。
産後うつの回復期は日常をこなすだけで精一杯になりやすく「今日もずっとイライラしてた」「泣きたい気持ちが消えない」とつらさを抱えやすい傾向があります。
子どもと過ごす時間に笑顔が戻ったり、イライラしたときに深呼吸できたりするなど、日常の中にほっとする瞬間が感じられるなら、それはこころが整いつつあるサインです。
保育園の利用をやめるか迷ったときは、日常の中で穏やかさを感じられるかどうかに注目しましょう。
メンタルヘルスケアやママのための疲労対策など、セルフケアの知識をつけて穏やかさを取り戻したいときはこちらをご覧ください。
罪悪感があるのはまだ回復途中の証拠
まだ保育園に預けるのは甘えかも…と罪悪感を抱いてしまうのは、産後うつの回復期によくあることです。
うつの症状には「自分を責めやすい」「焦りを感じやすい」という特徴があります。
身体が少し元気になったからもっと頑張らなきゃ!と思っても、こころが追いつかないこともあるでしょう。
また、元気が戻って来ると周囲のママの様子やSNSで見かけた子育て情報に、こころが揺れてしまうことがあるかもしれません。
大切なのは周りと比べてどうかではなく、少し前の自分と比べてどうかという視点です。
罪悪感があるのはまだ回復途中の証拠だととらえ、焦らず自分のペースで回復を目指しましょう。
産後うつで保育園を利用するのはずるいこと?と気になるときは、こちらの記事を合わせてご覧ください。
保育園にいつまで預けていいの?と悩むあなたへ
「いつまで保育園に頼っていいのかな?」
このように悩む気持ちは、回復の途中で誰もが抱きやすいものです。
ただ、保育園はママが元気になったら終わりの場所ではありません。
保育園は、ママが少しずつ自信を取り戻し今日も大丈夫と思える日が増えるまで、回復を支えてくれる場所です。
いつまで預けるべきかは人それぞれであり、明確な線引きはありません。
あなたとお子さんにとって、心地よく過ごせる毎日を整えるために必要かどうかという視点で考えてみてくださいね。
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