一人目の子育ては全ての事が新しく、わからないことだらけでまさに暗中模索。最初の頃夫は頼りにならず、24時間ワンオペ子育て。髪の毛もムダ毛もボサボサの酷い格好で外出していたことや、里帰り出産の後に自宅に帰ってきてから感じた孤独感と恐怖感、精神的にどれほど大変な状況だったか、今でも手に取るように思い出すことが出来ます。
特に大変だった点や、こうしたら良かったということを振り返ってみたいと思います。
出産〜子育て初めての事だらけ!
新生児との生活は緊張の連続
新生児ちゃんとの生活は、何もかもが新しいことだらけ。ホヤホヤで可愛い赤ちゃんだけれど、この小さな命を守らなくてはと、産後の満身創痍の体で24時間新生児のお世話に追われる日々。精神的にも緊張感が途切れることのない生活が続きました。
慣れない授乳に悪戦苦闘
おむつ替え、沐浴、寝かしつけなど、赤ちゃんのお世話はどれも慣れるまで大変なことが多いですが、中でも1番慣れるのが大変なのは授乳ではないでしょうか。
最初のうちはうまく母乳が出なかったり、出るようになると今度は胸がパンパンに腫れてしまったり、乳首が切れてしまって授乳の度に激痛などなど、今まで体験してきたこととは全く違う大変さを味わいました。新米ママが最初につまずきを感じるのは、授乳に関係することなのではないかと思います。
細切れ睡眠で疲労困憊
新生児の授乳の1番大変なところはやはり、2〜3時間起きの授乳で寝不足になることです。授乳が終わり眠りにつけたと思ったら、すぐに次の授乳時間!というスケジュール。ただでさえ慣れないことばかりで緊張感が続く新生活に寝不足が重なり、心身共に疲労困憊になりました。
粉ミルクは使用せず完全母乳にこだわった1人目の時は、深夜に一人孤独な気持ちになり、不安に襲われることが多々ありました。
産後の生活で大切にしたいこと
まずは「睡眠時間」をできるだけ確保
授乳の感覚が空いてくるまでは、どうしても細切れ睡眠になってしまうのですが、可能な限りママが睡眠を取れるように協力してもらうことがとても大切です。夫の帰宅後やお休みの日には、家事など他のことをしたくなってしまうところですが、意識して”睡眠時間”を確保するようにしたいです。
睡眠不足が続くと、疲れが取れずに不注意になってしまったり、イライラ感が続いたり気分が落ち込んでしまったりして、赤ちゃんとの新生活や夫とのコミュニーションも楽しめなくなってしまいますよね。
週末は数時間だけでも「自分タイム」
赤ちゃんの月齢も上がってきて、睡眠時間も取れるようになってきたら意識したいのが、誰にも邪魔されない”自分だけの時間”を週末の数時間だけでも過ごせるようにすること。
お気に入りのカフェで集中して本を読んだり、赤ちゃんと一緒だと着られないようなお気に入りの洋服を着てショッピングしてみたり、体力があれば思いっきり運動して汗をかいてみたり、ほんの1〜2時間だけでもリフレッシュできて、また育児を頑張ろうと思えるようになるので本当におすすめしたいです。
罪悪感なんて抱く必要は全く無いです、普段頑張っているママにとって絶対に必要な時間です。
悩みを話せる「相談相手」
赤ちゃんの成長や発達について心配になって、ネットで調べていたらあっという間に2, 3時間経ってしまったということがよくありました。ネット上で色々な便利な情報が得られる一方で、間違った情報や極端な内容の記事を読んで混乱してしまうこともしばしばありますよね。
気になることは一人で悩まずに、予防接種などでお世話になっている小児科の先生や、産婦人科でお世話になった先生や助産師さんなど信頼できる専門家の相談相手を見つけておくと安心です。
無理せずに助けを求めることが重要
みんなやっているから、我慢しているからは間違い!
赤ちゃんのお世話、特に1人目は本当に大変です。それまでバリバリと会社で仕事をしてきて達成感のある生活をしていたのに、産後は一転、家の中で一人ボロボロの姿で赤ちゃんのお世話で苦労ばかりで辛いと思うのは当然のことです。
頑張り屋さんのママさんに限って、みんな我慢して乗り越えてきたのだろう、大変なのは今のうちだけなのだろう、と無理してしまうことが多いかもしれません。でも助けを求めるのは本当に大切で、それがあなた自身を守ることになるし、なにより大切な赤ちゃんを守ることにつながります。
夫、実母、子供がいる昔からの友達、地域の助産師さんを頼ろう
まずは、やはり夫にしっかり協力してもらうことが大切です。男性に状況を伝える時には、感情に訴えるよりも論理的にまとめると理解してもらいやすいです。紙やスマホに「大変に思っている点」「その解決方法」「夫に頼みたい点」を一覧にして、きちんと整理して伝えることが効果的です。
あとはやはり実家の母親が、安心して頼りにできる存在である場合が多いかと思います。遠方に住んでいる場合には、思い切って数ヶ月遊びに来て、里帰り出産の後にも改めて実家に数ヶ月滞在させてもらうのも、全く悪いことではないと思います。
新しい人間関係が負担になることもあるので、「赤ちゃんができたらママ友を!」と考えずに、昔からの友人で子供が既にいるお友達を頼りにするのも大切です。先に子供ができて少し疎遠になっていた友人に久々に連絡をとってみるのも良いかもしれませんね。
出産した産婦人科の他にも、産後ケアサービスをしている助産師さんをお住いの地域で探してみるのもおすすめです。授乳マッサージなどママのケアや、赤ちゃんの健康状態のチェックなど子育てについて色々な事が相談できる、心強い存在になってくれるはずです。
それでも調子が悪かったら病院に相談を
「産後うつ」は誰にでも起こりうる事
約10~20%の女性に産後うつ症状を感じているといわれており、誰にでも起こりうる事です。最近では育休を取る男性も増えてきて、男性の産後うつも珍しくないこととなってきているそうです。
適切なタイミングで対処することが大切
「もしかしたら私も・・」と気になる症状が現れた際には、適切なタイミングで治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができるので、早めに専門機関の受診をおすすめします。
まとめ
一人目の育児は本当に大変に感じられて、今から考えても産後うつになりかけだったと思います。私の場合は、一人でうちにこもらずに色々な場所に出かけて行って、沢山の人の助けを借りて乗り越えることができました。
なによりも子供を1番に考えがちですが、自分の体調やメンタルも大切にして楽しい子育て生活を送っていきましょう!