「家事・育児・仕事で忙しいのに、旦那が子育ての大変さを理解してくれない…」
このような悩みがあると、心も身体もヘトヘトになってしまいますよね。
今回は育児期の夫婦を対象とした調査をもとに、夫が子育ての大変さを理解してくれない理由や対策を解説します。
「私たち夫婦に合った方法はなにかな?」と楽しみながら読み進め、夫婦で育児を楽しめるきっかけになれば幸いです。
旦那が子育ての大変さをわからない理由
夫が子育ての大変さを理解してくれないときは、以下に心当たりがないかチェックしましょう。
・コミュニケーション不足
・夫の育児に対する自信のなさ
ひとつずつ解説します。
コミュニケーション不足
ひとつ目は、夫婦間のコミュニケーション不足です。
子どもが1歳半の時点で相談しやすい夫婦関係が築けていると、母親の育児への自信が高まることがわかっています。[1]
ただ、約2割の夫婦は以下のような理由から子育てに関する話し合いができていません。[1]
・時間がない
・相手がキレる
・相手が面倒くさがる
夫婦のコミュニケーションが不足すると、不満を伝えることなく抱え込むことになります。
その結果「夫は自分のことを最優先する」「イライラしている妻に何をいってもムダだ」とお互いに不満を感じやすくなるのです。
夫の子育てに対する自信のなさ
ふたつ目は、夫が子育てへの自信を失っているケースです。
夫は以下のような理由から、自信ややる気を失う場合があります。[1]
・手伝いたくてもうまくできない
・自分なりに頑張っているのに批判されてやる気を失う
・可愛がっているのに「ママの方が好き」「パパ嫌い」と言われた
子どもに対する愛情が悲しみやむなしさにつながり、子育てから手が遠のいてしまうのです。
旦那に子育ての大変さを理解してもらう方法
子育ての大変さを夫に理解してもらうために、以下の方法を試しましょう。
・コミュニケーション方法を明確にする
・感謝とともに具体的な要求を伝える
それぞれ解説します。
コミュニケーション方法を明確にする
自分たち夫婦に合ったコミュニケーション方法を明確にしましょう。
例として以下のような方法が挙げられます。
・夫が連絡を面倒くさがる:話し合いをする
・話し合いだとお互いに冷静になれない:LIINEやメモで伝える
夫婦間でスムーズな話し合いをするために、まずは自分たちに合ったコミュニケーション方法の理解が大切です。[2]
感謝とともに具体的な要求を伝える
夫婦に合ったコミュニケーション方法が明確になったら、感謝とともに具体的な要求を伝えましょう。
育児期の夫婦を対象とした研究では、お互いに「感謝の気持ちを言葉にしてほしい」と感じており、感謝やねぎらいを伝え合う夫婦は夫婦満足度が高いことがわかっています。[1]
以下の例文を参考にしてください。
例:いつも仕事を頑張ってくれてありがとう。疲れているところ悪いんだけど、実は今日つらかったことがあって…。5分だけ愚痴を聞いてくれない?
「旦那はどんな反応をするかな…」と不安になるかもしれませんが、「この言い方なら伝わるんだ」「言い続けたら様子が変わってきたかも」と実験感覚で何度も試してくださいね。
旦那が子育ての大変さをわかってくれないときの対応
「旦那が非協力的でどうしても子育ての大変さをわかってくれない」というときは、専門家に相談しましょう。
子育ての大変さをひとりで抱え込むと、心身への負担から子どもにあたってしまったり育児うつのように心の病に発展したりする可能性があります。
もっとも代表的な相談先は、地域の保健センターです。[3]
保健センターは全国の自治体(市区町村)に置かれており、保健師や看護師などが相談に乗ったり、公的サービスを案内したりしています。
基本的な開庁時間は平日の9~17時ですが「市区町村名+保健センター」で検索し、詳細を確認しましょう。
もっと気軽に話を聞いてほしい方は、famitasuの個別カウンセリングをご利用ください。
経験豊富なカウンセラーがオンラインやチャットで相談に乗っています。
子育てや夫婦関係など、どのようなお悩みもお気軽にお話しくださいね。
子育ての大変さがわからない旦那に悩む時は専門家へ相談を
夫が子育ての大変さを理解できないときは、以下の原因が考えられます。
・コミュニケーション不足
・夫の育児に対する自信のなさ
コミュニケーションの方法を見直し、夫に感謝の気持ちを伝えることで少しずつ夫婦の関係が期待できます。
どうしても夫が非協力的なときは、地域の保健センターをはじめとした専門家へ相談しましょう。
famitasのオンラインカウンセリングでもご相談をお待ちしております。
気軽な気持ちであなたのお話を聞かせてくださいね。
参考資料
[1]育児期にある夫婦ペアレンティング
―互いの育児の批判をめぐって―
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam/advpub/0/advpub_JJAM-2019-0009/_pdf
[2]さよなら、産後うつ
晶文社 村上寛
[3]マンガでわかる!産後うつ?と思ったら読む本
立花良之 細川モモ 主婦の友社