「育児が始まったばかりなのにつらい」
「妻に怒られてばかりで憂うつ」
このような気持ちをひとりで抱えていませんか?
新生児期は母親と同様に、父親も大きな負担を抱えやすい時期です。
この記事では、新生児期に父親が疲れやすい理由や限界サインに気づくヒント、こころをラクにするための工夫について紹介します。
新生児期は父親も疲れて当然の時期
新生児期は昼夜を問わず授乳や抱っこ、泣く子どもへの対応のくり返しで、生活のリズムが大きく変化します。
夫婦ともに慣れない育児に精一杯で、家庭全体が常に気を張った状態になりがちです。
常に赤ちゃんと関わっている母親が疲れるように、仕事をしながら育児に関わる父親も心身ともに疲れやすい時期といえるでしょう。
父親としての責任感と慣れない育児で疲れてしまうのは、決して甘えではありません。
このような状況で父親が疲れるのは、育児としっかり向き合っている証拠です。
父親の育児疲れについて知りたいときは、以下の記事をあわせてご覧ください。
新生児期に父親が疲れやすい理由
新生児期に父親が疲れやすい理由として、以下の3つが挙げられます。
環境の変化で夫婦ともに余裕がない
新生児期は生活が一変し、夫婦ともに心身の余裕を失いやすい時期です。
夜泣きで寝不足のまま出勤する父親と、日中のワンオペ育児で疲れ切った母親など、どちらも限界に近い状態で過ごしています。
負担を感じる自分を責めず、まずは余裕がなくなるのが当たり前の時期だと受け止めましょう。
妻のイライラや指摘を否定のように感じる
新生児期は母親のほうが赤ちゃんと過ごす時間が長く、育児に慣れるのも早くなりがちです。
そのため、父親は赤ちゃんへの関わり方を指摘されると「また妻に怒られた」と感じることがあります。
ただ、母親は父親を責めたいわけではなく、赤ちゃんの安全を守るために伝えているケースが多くあります。
心身に余裕がないと言い方が強くなるかもしれませんが、言葉の裏には「夫婦で育児を頑張りたい」という思いがあるものです。
仕事と育児で疲れた男性の気持ちが知りたいときは、こちらの記事をご覧ください。
理想との違いに戸惑っている
理想の父親像と現実とのギャップに、戸惑いを感じるのは自然なことです。
あやしても赤ちゃんが泣き止まなかったり、うまく関われなかったりして「自分は父親失格かも」と落ち込むときもあるかもしれません。
ただ、悩みながら経験を重ねることで「これでいいんだ」と思える瞬間が増えていきます。
ムリに理想通りを目指すよりも、戸惑いに気づきながら赤ちゃんとの関わりを続けていくことが大切です。
まずは、理想との違いに戸惑う気持ちを受け止めることから始めましょう。
新生児の育児に疲れた父親の限界サイン
育児の疲れがたまると、心身にさまざまな限界サインがあらわれます。
たとえば「家に帰るのがこわい」「また妻に怒られるかもしれない」という気持ちが出てきたら、こころが追い込まれている状態です。
身体面のサインとしては、食欲がなくなる・眠れないといった不調があらわれやすくなります。
責任感が強い人ほどがんばり続けてしまいがちですが、疲れに気づいて立ち止まるのは自分と家族を守るために必要な行動です。
こころと身体に意識を向けて、早めに休息を取りましょう。
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新生児の疲れを楽にするためにできること
新生児期の育児は、気づかないうちに心身が限界まで追い込まれやすくなります。
少しでもこころと身体を楽にするために、まずは疲れを自覚しましょう。
たとえば以下のような工夫が、こころを軽くする助けになります。
- 夫婦で協力して睡眠や休息をとる
- 5分でもひとりになる時間をつくる
- スマホやノートに気持ちを書き出して整理する
赤ちゃんが最優先になりがちな暮らしの中で、自分をケアする時間を意識的に持つことが、長い育児生活を支える土台になります。
父親が子育てに疲れたときの対処法が知りたいときは、こちらの記事をご覧ください。
「父親だから」と無理をしないで
新生児期は、夫婦にとって初めてとなる経験の連続です。
「父親だから頑張らなきゃ」という気持ちが強いほど、育児疲れに気づきにくいかもしれません。
ただ、疲れを感じるのは真剣に育児と向き合っている証拠です。
意識的に自分を休ませ、ムリせず新しい生活に慣れていきましょう。
「誰かに話を聞いてほしい」「自分の気持ちを整理したい」と感じたときは、famitasuのオンラインカウンセリングをお気軽にご活用ください。